パリの連続テロについて思うこと

まずはじめに、パリの連続テロ事件に巻き込まれ、犠牲になった方たちに対し、哀悼の意を表します。
しかし、これはフランス政府の自業自得で起こったことは間違いありません。
(ついでに、テロ行為を肯定する意味も意志も全くありません。)
フランスは、リビア国内の石油利権の確保、北アフリカでの経済的利権の確保のために、
リビア内戦に関与し、カダフィ政権を倒すために反カダフィ側を支援してきましたし、
シリア内戦でも、シリア四勢力(シリア政府側、反政府勢力、ISIS、シリアクルディスタン)のうち、
シリア政府とISISをやっつけるために、反政府勢力を支援してきました。とにかく、フランス系軍需企業が武器を売りたいがためでしょう。
 
 
事件にISISが関与していたということには、驚きました。
ISISなんて、今年に6月中には滅ぶと思っていましたので。
なせ滅んでいないのか→意外としぶといのか?、どの国も本気で潰そうとしていないのか?
本気で潰そうとしていないからだと思います。
 
元外交官の佐藤優氏曰く、ソ連と違って、ISISの思想・活動の根底には、神の教えがあるから非常にやっかいだと。
共産主義を掲げるソ連は数十年で滅びたが、サラフィー主義、サラフィージハーディズムを掲げているので、1000年続くかもわからないと。
現にイスラム法(シャリーア)は1000年以上用いられているそうです。

また、フランスは欧州で一番、ISIS戦闘員を出している国でもあります。(1500人~2000人規模)
ISIS中核はフセイン政権の将校・官僚たちですが、末端の戦闘員は外国から傭兵としてきた人が多いです。
ここらへんはまた今度書こうと思います。
 

個人的に、日本がキリスト教VSイスラム教宗教戦争に巻き込まれるのはいやですが、
よくよく考えてみると、冷戦も宗教戦争の意味合いがありますね。
共産主義も宗教といえば宗教です。冷戦という宗教戦争に巻き込まれたがために、
資本主義勢力の総本山であるアメリカからの経済援助と軍事的庇護を得られ、不況とは無縁でいられたのかもしれません。
と考えると、イスラムとの宗教戦争に巻き込まれることは、100%悪いこととも言い切れないと思います。
 
 
 
今回のブログは以上です。最後まで読んでくださってありがとうございます。
読んでくださったあなたには、これからもたくさんの幸せと喜びが訪れます。
 
 

シリアー独立前はフランスの植民地、そのまえはトルコの植民地。
    共和国として独立したが、1971年、アラウィー派属するハーフィズ・アル=アサド(現アサド大統領の父)が大統領なって以後、
    事実上のアサド家の王国と化す
       
アサド大統領ー長身かつ首がながいので、キリンと揶揄されることもある眼科医
 
大東亜戦争ーこれも宗教戦争のひとつといえる(日本ー国家神道 VS 米英ーキリスト教プロテスタント とくに聖公会系)